本来、毛は毛幹と呼ばれる皮膚の外に出ている部分と、
毛根と呼ばれる皮膚の中にある部分とに分かれていますが、皮膚の外に出ているべき毛が外に出られず、皮膚の中でトグロを巻いてしまっている状態を、「埋没毛」と言います。
原因となるのはムダ毛の手入れ時の失敗からです。
剃刀で剃っている場合、毛穴の開口部を傷つけてしまったり、毛抜きなどで引き抜いている時に深く差し込んで傷つけてしまったりすることがあり、その時の傷同士が癒着して毛穴を塞いでしまい、成長した毛がその塞がれた毛穴の下でトグロを巻いてしまうのです。
あるいはムダ毛処理中に毛が切れて先がとがってしまい、毛穴ではない皮膚にささって入り込んでしまうことも埋没毛の原因となっています。
埋没毛ができてしまったなら、自分で皮膚を軽く切り開いてそこから引き抜きたくなりますが、できればレーザー脱毛で埋没毛の部位を取り除いてもらう方が良いでしょう。
レーザー脱毛の場合、レーザー脱毛後色素沈着を起こすことが多いのですが、少なくとももう毛は生えてきませんし、他の刺激が無ければ皮膚は回復してくるでしょう。
あるいは埋没毛による悪影響がなければ、埋没毛はいずれ自然と分解され排泄されるので、放置しておいても問題はありません。