医療機関の医療脱毛とエステティックサロンの美容脱毛の違い|脱毛する場合の注意点

医療脱毛や美容脱毛する場合の注意点

医療機関やエステ脱毛場合の違い、注意点

日焼け肌は難しく、方法や料金を事前確認を

  • 近年、脱毛が若い女性だけでなく、中高年の女性、介護脱毛を行う人、若い男性など幅広い層に定着してきました。
  • 価値観の変化に加え、介護を受ける場合に備える人もいます。
  • ここでは、脱毛施術を受ける際の手法による違いや注意点を載せます。

家で簡単に出来る電気シェーバーやカミソリ、除毛クリームなどで自分で処理する人は、夏に限らず、年中、ムダ毛処理を頻繁にする人が多いです。ただし、家庭用脱毛器を活用した方が、肌の負担とトラブルが起きにくく、脱毛の効果を感じられると思います。

乾燥した肌にカミソリを当て、シェーバーに雑菌が付着していた、処理後に肌の保湿をしなかった。などの理由で、肌の赤みやかゆみ、かぶれが生じることも家庭用脱毛器を使用した時よりも多いようです。

亀田総合病院(干葉県鴨川市)皮膚科部長の田中厚医師は不適切な処理を繰り返した結果として

「広範囲の接触皮膚炎や黒ずみなどの色素沈着、多発性毛のう炎が生じ、医療機関を受診する人も珍しくない」

と警鐘を鳴らす。

医療機関、エステティックサロンなどでの脱毛

さて、自分で行うムダ毛処理以外に、脱毛施術を考える場合、以下の2種類があり、脱毛方法が異なるのを知っておきましょう。

  • 医療機関が手掛ける医療脱毛
  • エステティックサロンなどでの美容脱毛
医療脱毛

医療脱毛には大きく分けて、以下の2種類があります。

  • レーザー脱毛;毛の根元の黒い色素(メラニン)がある部分にレーザーを照射。約200度にもなる高熱で発毛組織を壊し、そこから生えてこないようにする仕組み。
  • ニードル脱毛;毛穴に針を刺して電流を流して発毛組織を壊す。

一般的に行われているレーザー脱毛です。

 

ともに医師や指示を受けた看護師が施術しますので、万が一肌トラブルが起きた際でもすぐに診察してもらえるのが特徴です。

エステティックサロンなどでの脱毛

エステティックサロンなどでの脱毛は、レーザーより低出力の光を照射する光脱毛です。

  • 光脱毛;100度前後で発毛組織にダメージを与え、発毛を抑える。基本的に発毛組織を破壊するには至らないので、医療脱毛に比べ頻繁に施術を受けることになる。しかし照射で生じる熱が低くなる分、施術時の痛みは比較的少ない。

施術は「毛周期」(毛の生え始めから抜け落ちるまでの期間)のうち、毛の成長期でメラニンが一番濃くなるタイミングで行います。

一般的に、2ヵ月おきにレーザーや光の照射を受けるるようですが、対象となる部位などによっても変わります。

  • レーザーも光もメラニンに反応するため、白髪や金髪など色の薄い毛では脱毛効果が薄れます。
  • 日焼けした肌などは火傷の危険性があり高出力のレーザーや光は当てられません。
光脱毛の「蓄熱式脱毛」とは?

蓄熱式脱毛」は、光脱毛の一種で、照射時の温度が70度前後と比較的低く、日焼けした肌や産毛でも施術が可能とされています。ただし施術回数が多くなるといわれています。

 

医療脱毛で使われるニードル脱毛も産毛などに対応できるといわれています。

レーザー・光脱毛に不向きな主な例

産毛や、白髪、金髪

メラニン色素が毛に少なく、レーザーや光が反応しにくい。


皮膚疾患がある


アトピー性皮膚炎やヘルペス、イボなど症状が悪化するリスクも。

色素沈着などの部位


シミやソバカス、肝斑、ほくろなどメラニン色素にレーザーや光が反応する。タトゥーも避けたい。

施術前後の注意点

  • 事前に毛を剃る、毛抜きは避ける;レーザーや光が皮膚表面の毛に反応すると、毛根部に届きにくい。毛を抜くと、皮膚に隠れた部分に反応しなくなり、脱毛できない。
  • 直射日光を避ける;日焼けで増えたメラニン色素にレーザーや光が反応し、毛根部に届きにくくなる。
  • 保温をする;施術後は皮膚の水分か失われやすい。
  • 血流を促すことを避ける;赤み、かゆみが出るので運動やマッサージなどは避ける

脱毛施術を受けるところを選ぶ際、注意すべき点

施術法や回数など事前にしっかりと説明を受けて情報を得るのが先で、そのあとに料金も考慮しましょう。
脱毛施術を受けて肌にダメージが起きたら本末転倒です。

東京医科大学(東京・新宿)皮膚科客員教授の乃木田俊辰医師は、

「脱毛に向かない肌の状態やリスクの話まで、丁寧に説明する医院やサロンを選ぶのが望ましい」と助言する。


脱毛機器の開発にも携わる倉敷芸術科学大学(岡山県倉敷市)生命科学部の楢村友隆准教授は、

「同じ機器を導入していても、施術者の技量によって脱毛効果が変わることもある」と話す。

Instagram(インスタグラムの口コミ)

施術を受けた人の話が参考になります。

カルミア美肌クリニック

広島県の永久脱毛【医療法人社団カルミア美肌クリニック】

費用は施術を受けるところによって違います。
医療脱毛でも基本的に保険適用はされず自由診療になりますので、脱毛の部位や程度、期間など希望を明確にし、施術先の情報を見比べて判断しましょう。

「医療脱毛美容脱毛の違い」まとめ

医療脱毛と美容脱毛の違い

医療脱毛 美容脱毛
脱毛方法 レーザー脱毛 光脱毛
脱毛回数 5回~10回 10回~20回
脱毛費用 20万~30万 10万~20万
施術の痛み

痛みを感じやすい(ゴムで弾かれたような痛みがある)

痛みを感じにくい(温かさを感じるが痛みは少ない)

施術スタッフ

医師や看護師(万が一肌トラブルが起きた際でもすぐに診察してもらえる)

サロンスタッフ(アフターケアが充実しているかどうか要確認)

期待できる効果 永久脱毛効果 減毛・抑毛効果
高い効果を期待できる医療脱毛はレーザーの照射パワーが強い分、痛みを感じやすいと言われています。個人差はあるものの、脱毛部位によって痛みを感じやすく、特にVIOは痛みを感じやすい部分とされています。VIOは皮膚が薄く粘膜に近いため、どうしても痛みに耐えられない場合は、VIOのみ脱毛サロンに通うことも検討しましょう。